GE ヘルスケア・ジャパン/リコージャパンと医療機器メンテナンス分野で業務提携を開始
GE ヘルスケア・ジャパンおよびリコージャパンは、医療現場の課題解決に貢献することを目的とし、2021 年 11 月から超音波診断装置および麻酔機器メンテナンスの分野における業務提携を開始した。
背景
日本の医療においては、コロナ禍を経て高度な技術革新を伴う構造変化が加速しており、デジタルや AIを駆使した革新性の高い装置やシステムの導入による運営効率の改善、それに伴う働き方改革が進んでいる。この様な中で、医療機器の設置やネットワークへの接続、また稼働開始後の定期点検や故障時の修理などオンサイトでの対応における質の確保が、医療の質や効率、さらには患者や医療従事者の安全性の面からも重要視されるようになりつつある。そのため、全国をカバーするためのサービスエンジニアの配置やサービス品質(即応性・維持・管理)の更なる向上が期待されるようになっている。
両社の取り組みについて
こうした状況を受け、GE ヘルスケア・ジャパンとリコージャパンは、医療機器の品質維持・機能保守の分野における連携を開始し、提供するサービス品質の更なる向上を目指し共創していく。まずは GE ヘルスケア・ジャパンの超音波診断装置および麻酔機器の設置や保守点検業務の一部について全国に 431 の拠点を持つリコージャパンと業務委託契約を締結し、11 月からサービスの提供を開始した。またリコージャパンは MAE(Medical Advanced Service Engineer:医療機器の高度技術者)の育成や技術レベルの向上を図り、全国規模での医療機器保守サービス体制を強化する。医療機器の設置から点検・修理業務を提供するなどのサービスメニューの拡充により、医療機関へのサービス品質の向上や安心・安全な医療現場の実現に貢献する。
今後の展開
近年急速に多様化が進む市場のニーズに迅速に対応するために、両社は今後、本取り組みを加速していく。両社の異なる強みを連携させることで、付加価値の高い保守・点検サービスを提供できるプロ集団を形成し、それを核として医療現場の期待に応え、課題解決に貢献していく。
問い合わせ先=GE ヘルスケア・ジャパン コーポレート コミュニケーション
TEL:0120-202-021