フィリップス/モバイルタイプの循環器用超音波画像診断装置「IntraSight Mobile(イントラサイトモバイル)イメージングシステム」を販売開始
フィリップス・ジャパン(本社:東京都港区、 以下 フィリップス)は、循環器用超音波画像診断装置「IntraSight Mobile(イントラサイトモバイル)イメージングシステム」(以下、 IntraSight Mobile)の販売を開始した。「IntraSight Mobile(イントラサイトモバイル)」は、 すでに発売されている「IntraSight (イントラサイト)イメージング システム」を移動可能にしたモバイルタイプで、複数のカテーテル室で血管内超音波検査(IVUS)および血管内圧測定を行うことができる。IntraSight(イントラサイト)シリーズでは「Simple. Smart. Seamless. 」をコンセプトに、インターフェイスを一新し、複雑なワークフローをシンプルにすることで、臨床場面での診断の効率化を図る。
フィリップスのシステムの血管内圧測定では、機能的虚血評価指標のゴールドスタンダードであるFFR(冠血流予備量比)に加えて、iFR(瞬時血流予備量比 )の使用が可能。iFRは大規模臨床試験によりFFRに対する非劣性が確認されており[1] [2]、日本循環器学会のガイドラインではFFRと並ぶ推奨クラスI、エビデンスレベルAの指標として明記されている[3] [4]。
「IntraSight Mobile(イントラサイトモバイル)」はタッチパネルPCを採用しており、指先でタッチすることで簡単に操作することができる。また、初見でもわかりやすいシンプルなソフトウェア構造とスムーズなデータ処理により、カテーテル室での医療従事者の作業効率を向上させる。オプションとしてタッチスクリーンモジュールというコントロールパネル(子機)を接続し、ベッドサイドの清潔野でもシステムを操作できる。
IntraSight(イントラサイト)シリーズからはフィリップスリモートサービスへの接続に対応しており、遠隔診断によりトラブルへの迅速な対応を実現する。さらにフィリップスの画像診断装置「Azurion(アズリオン)」と一緒に使用することで、モダリティ間のシームレスな情報共有が可能となり、医療従事者の業務効率を向上させる。IntraSight(イントラサイト)シリーズはフィリップスのソフトウェアとハードウェアを基盤に開発されており、フィリップスの強みである幅広いポートフォリオ、拡張性の高い構造、スマートなデバイスとの接続などを兼ね備えている。
[1] Davies JE, et al. Use of the Instantaneous Wave-free Ratio or Fractional Flow Reserve in PCI. N Engl J Med. 2017 May 11;376(19):1824-1834.
[2] Gotberg M, et al. iFR Swedeheart Investigators. Instantaneous Wave-free Ratio versus Fractional Flow Reserve to Guide PCI. N Engl J Med. 2017 May 11;376(19):1813-1823.
[3] 日本循環器学会ほか: 慢性冠動脈疾患診断ガイドライン(2018年改訂版)
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2018_yamagishi_tamaki.pdf ( 2019年4月閲覧)
[4] 日本循環器学会ほか: 安定冠動脈疾患の血行再建ガイドライン(2018年改訂版)
http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2018_nakamura_yaku.pdf ( 2019年4月閲覧)
問い合わせ先=フィリップス・ジャパン ブランド コミュニケーション部
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