島津製作所/PCR検査を効率化する「電子カルテ接続ソフトウェア for AutoAmp」を発売
島津製作所は8月4日に、新型コロナウイルス検出等のためのPCR検査を行う「遺伝子解析装置 AutoAmp」(2020年11月発売、以下「AutoAmp」)と当社製電子カルテシステム「SimCLINIC」を連携するオプションソフトウェア「電子カルテ接続ソフトウェア for AutoAmp」を発売した。本ソフトウェアはPCR検査対象者の情報を電子カルテから自動送信することで、手作業による入力ミスや検体の取り違えを防ぎ、PCR検査業務を効率化する。
本ソフトウェアは「SimCLINIC」が送信する検査オーダーをもとに、検体情報のバーコードを自動で作成する。検査開始時に、医療従事者が検体容器に貼付したバーコードをリーダで読み取るだけで検体情報を「AutoAmp」に自動転送する。検査の流れに沿って自動的に検体情報が連携でき、手作業による入力ミスや検体の取り違えを防ぐ。またPCR検査の結果は「SimCLINIC」に送信されるため、検査結果を印刷して診察室まで届ける手間を削減できる。
島津製作所は、2000年から電子カルテシステム「SimCLINIC」を主に国内のクリニック向けに販売し、2021年7月現在、累計約1000施設で利用されている。「SimCLINIC」と「AutoAmp」を組み合わせることで、PCR検査のミス防止と業務の効率化により、更なる検査体制拡充に貢献する。また今後は、「AutoAmp」と他社製電子カルテシステム、検査ネットワークとの接続を可能にするとともに、海外渡航者新型コロナウイルス検査センター(TeCOT)など公的システムとの連携も目指している。
注)本ソフトウェアは、「遺伝子解析装置 AutoAmp」のオプションソフトウェア。
問い合わせ先=島津製作所 コーポレート・コミュニケーション部 広報グループ
TEL:075-823-1110