ザイオソフト/アミン/価値ある画像をつくる

ザイオソフト/アミン/価値ある画像をつくる

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ザイオソフト/アミンは、ITEM2021からブースの設計コンセプトを一新。もともと2020年から「明るく開放的なコミュニケーションエリア」をコンセプトに、壁のないオープンスペースのブース設計を企画していたが、コロナ禍の折、その思想をさらに推し進め、展示製品説明用の端末数を2019年時よりも減らして1端末当たりの空間を広げると共に、各端末の中央に説明員と来場者との間を遮るアクリル板を設け、マイクを通じて会話する形とした。ブース自体は、ブルー系カラーと白抜きの“ZIOSOFT”“AMIN”ロゴ、そしてホワイトベージュの木目調パネルを基調とし、上品でクリーンなイメージを巧みに創出しており、この新コンセプトのつくりは来場者に好評だった。なお、ザイオソフトのロゴマークは2020年に形状をマイナーチェンジしており、今回のブースではもちろんそのロゴが使用された。
展示製品のハイライトは、3D医用画像処理ワークステーションの「Ziostation2」に採用する、2021年にリリースされた2つの新機能、「CT心筋ECV解析」と「椎体MPR」だ。

●【新製品】心筋性状を評価できる「CT心筋ECV解析」
「CT心筋ECV解析」は、心筋の繊維化などを評価し判定するもので、心筋組織の細胞外液分画(Extra Cellular Volume:ECV)の心筋ECVは、従来の遅延造影解析(Late Gadolinium Enhancement:LGE)に代わり近年注目を集めている、心筋性状を評価できる手法である。心筋に障害が出ると、間質に繊維化が生じてスペースができ、心筋ECVが増える。この心筋障害と心筋繊維化、ECVの増加はほぼ相関するため、心筋ECVは心筋性状を評価できる“材料”となる。
CT心筋ECV解析では、Dual Energy CTで得られたヨードマップデータやCTで撮影した遅延造影データを使用してECVを算出。また、非剛体位置合わせを利用したレジストレーションも実施する。そして、データを開くと自動的に心臓全体のECVをマッピングすると共に、心筋輪郭線の自動抽出によるBull’s eye mapの表示や各セクターのECVの表示も行い、繊維化の程度が評価できる。

●【新製品】脊柱のカーブに合わせたMPRシネ画像を作成する「椎体MPR」
椎体MPR」は、脊髄に沿った指定範囲のMPR(Multi Planer Reconstruction)画像を自動で生成する機能。これにより、ワンクリックで椎体、椎間板にあったMPR画像が作成できる。また、骨関数や軟部関数を同時に読み込み、さらに同時処理にも対応している。


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