ホロジックジャパン/さらに一歩先のブレストヘルスのために
ホロジックジャパンの製品開発は常に「Science of Sure(先進的な科学に裏付けされた確かさ)」に基づいている。とりわけブレストヘルス領域でのスクリーニングやバイオプシーにおいてホロジックジャパンの存在感は大きくなっているのは事実だろう。ITEM2021でもブレストヘルスケア分野のリーディングカンパニーとして多くの提案をしていた。
●【乳腺バイオプシー装置】「Affirm Prone Biopsy System」
「Affirm」は高精細フラットパネルディスプレー(ピクセルサイズ70um)を搭載したプローンタイプのバイオプシーシステムである。被検者は腹臥位をキープしたまま生体検査が受けられる。そのおかげで、被検者は生検針を目にせずに恐怖感を覚えることもない。もちろん転倒の心配もない。バイオプシー用の圧迫板は4種類。被検者の体格や病変位置にフィットさせやすい。またテーブルは昇降が可能。装置下に広いワーススペースが作れるばかりか、座っての生検が行えるなど術者にとってもやさしい設計になっている。
●【3Dマンモグラフィ】「3Dimension」
「3Dimension」は最先端の3Dマンモグラフィ(トモシンセス)システムである。臨床研究の現場からは、これまでの2Dタイプに比べて浸潤ガンの検出率が平均41%アップし、偽陽性による精密検査の必要性が40%程度減少したという報告もある。検査時間は最短でわずか3.7秒。デザイン的に被検者の乳房圧迫による痛みや不快感にも最大限の配慮をしている。さらに人間工学にもとづいたデザインは術者にとっても検査がしやすい設計となっている。
●【圧迫板】「SmartCurve」
マンモグラフィ検査を忌避する大きな理由として「検査中の痛みや不快感」があげられる。痛みの原因は圧迫板によるものだ。ホロジックジャパンの「SmartCurve」シリーズはマンモグラフィ検査中の圧迫板による痛み、不快感を低減させる新しいタイプの圧迫板である。ITEM2021にはその「SmartCurve」の最新タイプを展示した。圧迫板のデザインを細部まで見直し、微妙なモデファイを重ねた。使い勝手、画質、線量に影響がなく、被検者の痛みや不快感は大幅に軽減できるものとなっており、多くの来場者から興味を持たれていた。