MEDTEC Japan 2014/医療機器製造に関わる480団体が最新技術を展示
アジア最大の医療機器の製造・設計に関する展示会「MEDTEC Japan 2014」が、4月9日~11日、東京ビッグサイト(東京・江東区)で開催された。
今年で第6回目となる同イベントには、過去最高の480団体(383社)が参加。開催3日間にわたり、医療機器産業の最新情報や市場動向等をテーマとしたセミナーとフォーラムが専用エリアで行われた。
今年の開催は、医療用エレクトロニクスとICT技術分野の出展社数が増えたことを受けて、これらの専門展示場を独立で設置した。会場となったホールは、①医療用エレクトロニクス、②医療ICT、③測定・検査、④画像処理・技術分野の4エリアに分けて製品・技術等が展示された。
医療ICTエリアでは、ソフトバンクテレコムが医療・介護専用SNSの展示とデモを行った。Webアプリケーションを用いて患者情報や画像、文書ファイル等を管理し、モバイル端末により情報を共有する完全非公開型のSNSサービスを無料で受けられる点が、来場者の興味を引いていた。また低価格訴求型をはじめ、3Dプリンタに関する展示が数多くみられた。
他のホールでは、①工作機・金属、②プラスチック、③RP/CAD/CA、④ロボット・オートメーション、⑤パッケージング、⑥BIOMEDDevice、⑦自治体の7エリアを設置。自治体エリアは今回が初出展となり、14団体が参加した。
なお、第3回目となるMEDTECイノベーション大賞の最終審査と受賞式が行われ、一次審査を通過した6社・6製品から、株式会社クロスエフェクトの「超軟質心臓シミュレーター」が大賞に選出された。
次回の「MEDTEC Japan 2015」は、医療シミュレーションエリア、表面処理・洗浄エリア、認証・コンサルタントエリアを新設し、2015年4月22日~24日の3日間、東京ビッグサイトで開催予定。