PHC/きりんカルテシステムとクラウド型電子カルテに関する事業譲渡契約を締結
PHC(本社:東京都港区)は、きりんカルテシステム(本社:福岡県福岡市)からのクラウド型電子カルテ(*1)事業の譲受に関して合意に至り、同社と事業譲渡契約を締結した。
きりんカルテシステムは、診療所向けクラウド型電子カルテ「きりんカルテ」の開発を行い、国内で事業を展開している。同社は、2016年、クラウド型電子カルテを国内で発売後、診療所を中心とした顧客基盤を着実に構築し、日本医師会ORCA管理機構株式会社が提供する「日医標準レセプトソフト」とシステム連携するクラウド型電子カルテのプロバイダーとして、導入数NO.1の実績(*2)を有する。
日本政府による医療情報の電子化の推進を背景に、国内医療ICT市場は、堅調な拡大が期待されている。なかでも、クラウド型電子カルテは、医療機関における維持管理作業の軽減およびコスト低減への貢献や、訪問診療時の利便性の向上などが評価され、高い成長が見込まれている。
今回の事業譲受を通じて、オンプレミス型(*3)のソフトウェアを中心としたPHCのヘルスケアITポートフォリオに、きりんカルテシステムのクラウド型電子カルテソリューションを加えることで、医療従事者の多様なニーズに応えるための、ヘルスケアIT事業基盤の強化を図る。さらに、きりんカルテシステムの有するクラウド型電子カルテの技術と、PHCが医療情報システムにおいて長年培ったノウハウとを融合させ、医療従事者により高い付加価値を提供するサービスの開発を加速することで、国内におけるヘルスケアIT事業のさらなる成長を目指す。
(*1) www.xirapha.jp/service/zero/
(*2) 2019年第1回ORCAカンファレンス資料より(2018年7月1日~2019年6月30日実績)
(*3) サーバーやソフトウェアなどの情報システムを、使用者が管理している施設の構内に機器を設置して運用すること
問い合わせ先=PHCホールディングス コーポレートコミュニケーション部
TEL:03-6778-5311