EU Gateway Programme/12か国38社の医療ヘルスケア関連企業が展示
駐日欧州連合(EU)代表部は、日本とEUの貿易投資促進キャンペーン“EU Gateway Programme”の一環として、EU加盟国の医療ヘルスケア関連企業が製品・技術の紹介を行う展示会を5月27、28日の2日間、ヒルトン東京(東京・新宿区)で開催した。
医療及びヘルスケア製品・技術を対象に、12か国38社が参加し、来場者は2日間合わせて延べ548名であった。
紹介された製品・技術は、診断機器、治療機器、手術用器具、歯科用器具やインプラント技術、モニタリングシステム、3D画像システム、福祉用具など多岐にわたっている。
医療機器・器具関連では、ウルリッヒ社(ドイツ)が、CTおよびMRI検査用の造影剤注入装置を紹介。国内で多用されているシリンジ式に対し、ロールポンプを用いた装置は低価格化やワークフローの簡素化と迅速化を実現できるとアピールした。
医療情報システム関連のフィジコン社(オランダ)は、血流監視システム、心臓病関連のPACSソリューション、画像転送システム等を紹介。WebベースのPACSソリューション「EVOCS」は、病院間の画像共有が安全で簡単に行えることを強調した。
また28日には、同会場で「日本市場における医療機器産業改策」(菅原廣充・経済産業省)、「日本の医療機器開発の現状」(池田浩治・東北大病院)の2つの講演が行われた。