シーメンス・ジャパン/Advanced Breast Conference
シーメンス・ジャパンは、8月3日に東京コンベンションホール(東京・中央区)で「Advanced Breast Conference」を開催。NPO法人乳がん画像診断ネットワーク「乳腺画像診断ワークショップ」との同時開催で、参加者は計約200名であった。
合同プログラムの基調講演として中村清吾氏(昭和大病院)が「日本人の乳がん―現状と今後の対策」を講演。日本人の乳がんが増え続けている現状を説明し、リスク要因として女性ホルモンの影響や食生活などの生活習慣の変化を挙げた。また「がんの増殖メカニズムが分かるにつれて、今後さまざまな分子標的薬が開発され、非手術という選択肢も出てくると思われる」と語った。
戸﨑光宏氏(亀田京橋クリニック)は同じく基調講演「NPO法人乳がん画像診断ネットワークの活動について」で、自身が理事長である同団体を説明し、「画像診断を行う専門家と患者などの医療消費者が双方向に情報公開を行って共に活動し、『自分にあった乳がん診断を受けることができる環境やシステム』を生み出すことが目標である」と述べた。