ピンクリボンフェスティバル2014
10月1日から、東京・神戸・仙台・大阪の4都市で「ピンクリボンフェスティバル」が開催されている。主催はピンクリボンフェスティバル運営委員会(公益財団法人 日本対がん協会ほか)。街頭キャンペーンやピンクライトアップ、シンポジウム開催など、さまざまな活動を通じて乳がん検診受診の大切さをアピールしている。
その一環として、10月4日、「スマイルウオーク東京大会」が六本木ヒルズアリーナ(東京・港区)をメイン会場に行われた。参加者たちは日本橋14kmコース・丸の内11kmコース・表参道6kmコースに分かれ、ピンクのゼッケンを身に着けて東京の街を歩いた。
メイン会場では、ゴールした参加者たちを前に、ゲスト(モデルの長谷川理恵さん、スポーツキャスターの荻原次晴さん)と専門医(徳田 裕氏・東海大)により、検診の大切さや、どうしたら受診者が増えるかなどを語るトークショーも行われた。
公益財団法人日本対がん協会・事務局長の伊藤正樹氏は挨拶で、「ピンクリボンフェスティバルは2003年に始まった。その当時から比べれば、乳がん検診率は随分上がっている。しかし、今なお年間1万3000人が亡くなっている。その流れがなかなか止まらないのが日本の現状である。一方で、早期発見が繰り返し言われ、その結果早期発見がん患者の9割以上が寛解している。乳がんとの戦いは息の長いものとなるが、今後も続けていきたい」と語った。