IHE-J 2014 コネクタソン/初参加4社を含む44社90システムの接続性を確認
一般社団法人日本IHE協会は、9月16~20日の5日間、横浜市産業貿易センター(神奈川・横浜市)で「IHE-J 2014 コネクタソン」を開催した。
コネクタソンとは、IHE-Jのテクニカルフレームワークを実装した機器・システムの相互接続性を確認するために行うもので、参加ベンダが機器・システムを持ち寄り、テストシナリオに従った接続検証テストを毎年実施している。
今回は、初参加の4社を含む44社・90システムが参加。放射線検査、臨床検査、循環器部門、ITインフラストラクチャ、内視鏡検査、PCD(患者ケアデバイス)の6つの領域でテストが行われた。
接続検証では、IHE Internationalが開発したWebベースの進捗管理ツール「Gazelle」が使用され、効率的な審査が行われた。なお、放射線治療の領域に関しては実施が11月に延期された。
また、9月18日には、同会場で「第56回IHE勉強会 in横浜」とコネクタソン見学会が行われ、多くの医療関係者やベンダ担当者が参加した。
勉強会では、日本IHE協会代表理事の安藤 裕氏(放医研)の挨拶の後、同協会普及推進委員の坂本 博氏(東北大学病院)が「IHE概要」としてIHEの目的や活動内容を説明。次いで同協会接続検証委員の吉村 仁氏(JAHIS)がコネクタソンの実施概要について述べた後、コネクタソンで実施される各領域の業務シナリオについて解説が行われた。
今回のコネクタソンの評価結果は、放射線治療分野の結果も併せて12月中に日本IHE協会のWebサイトでの公開を予定している。