第43回日本医療福祉設備学会&HOSPEX
11月12~13日の2日間、東京都江東区有明の東京ビッグサイトにおいて、第43回日本医療福祉設備学会が開催された。大会長は辻 吉隆氏(竹中工務店)で、テーマは「超高齢社会を支えるヘルスケアエンジニアリング―高齢患者とスタッフに優しい医療福祉施設の建築・設備のあり方とは」。
辻大会長は、開会式で「日本は、超高齢社会のトップランナー。高齢者の増大と同時に、医療スタッフは減少し、病院や施設の作り方は今後大きく変わってくる」とテーマの選定理由を説明。また、開会式直後の大会長講演では「医療施設計画のキーワードは年代ごとに変化してきた。2010年代のキーワードは〝超高齢社会〟。超高齢社会の病棟計画の4要件として①個室率の増加、②病棟のHCU化、③看護動線の短縮、④スタッフ諸室の充実が挙げられる。これらを採り入れた病棟設計の2025年モデルを考えていきたい」と述べた。
同学会と並行して、病院・福祉設備機器に関する展示会「HOSPEX Japan 2014」が、11月12~14日の3日間、同会場で開催。同展示会では、医療/介護機器やサービス、建築・設備・エンジニアリングなど、約350社が最新の機器やシステム、サービスなどを展示した。