国際モダンホスピタルショウ2015/開催説明会・新春講演会
日本病院会と日本経営協会は、7月15日(水)~17日(金)の3日間、東京ビッグサイト東展示場・会議棟で「国際モダンホスピタルショウ2015」を開催する。今回のテーマは、「健康・医療・福祉の新時代へ-連携と地域包括ケアの充実を目指して」。
会場では、①医療機器、環境整備 ②医療情報システム ③看護・介護・リハビリ ④健診・ヘルスケア ⑤施設運営サポート・サービスの5ゾーンで、各分野でのハード・ソフトを展示。
今回の特徴として、主催者展示では健康・医療・福祉に活躍する看護・介護者の自立支援用ロボットや癒しやコミュニケーションを目的としたロボットが展示される。また、ホスピタルショウ委員会・医療情報部会企画のスポット展示では、「医療・介護・ヘルスケア分野におけるICTの新潮流-急速な進化を遂げる『ウェアラブル』の活用」をテーマに、スマートデバイス普及に伴い、ウェアラブル端末を使ったデータ活用が広がりを見せていることの実例を示す。今回の出展予定社は350社、来場予定者は8万人と見込んでいる。
1月20日、ホテルグランドヒル市ヶ谷(東京・新宿区)で、開催説明会並びに新春講演会が行われた。
国際モダンホスピタルショウ委員会委員長の大道 久氏は、「全国各地で始まっている地域包括ケア体制の構築に向けた取り組みなどの事例を紹介しながら、展示を通してその可能性を追求したい」と述べた。
講演会は、梶川文博氏(経済産業省商務情報政策局ヘルスケア産業課総括補佐)が「健康寿命延伸産業の育成について」をテーマに講演。「日本再興戦略」に基づき昨年12月に「健康・医療戦略推進本部」の下に設置された「次世代ヘルスケア産業協議会」の働きに言及し、資金供給での地域ヘルスケア産業支援ファンドの創設、データヘルス計画との連携、サービス品質の見える化実現のための第三者認証の創設などの進捗状態を報告した。