シーメンスヘルスケア
●「Made possible.」をテーマに、ヘルスケアITソリューションの最新仕様を出展
https://www.healthcare.siemens.co.jp/
シーメンスヘルスケアは、クラウドとITを活用したデジタルデータの一元管理とデータ運用にフォーカスを当て、Siemens Healthneersのアーカイブシステム「syngo.share」を出展。同システムはPACSやサーバの種類を問わないVNA(Vendor Neutral Archive)であり、デジタルデータを一元管理することで院内システムの全体最適化に貢献する。
●「teamplay」による線量管理機能に注目集まる
さらに、クラウドシステム上で稼働する「teamplay」を展示。Microsoft Azure上で稼働する同システムは、画像診断だけではなく、画像診断装置の稼働率のほか、線量管理や放射線科業務の見える化など様々な分析が可能である。
今回の展示で関心が高かったのは、「teamplay」による線量管理機能だ。同システムでは、DICOMデータを瞬時に分析し、各検査、装置、検査部位ごと等の線量情報をリアルタイムにモニタリングすることができ、また、ご施設の基準値や被ばくガイドライン(DRLs2015)との⽐較も容易である。同データに基づき、CT や MRI など画像診断装置のプロトコルを見直す際に役立つ。システム端末上からプロトコルの内容を確認でき、編集、世代管理、変更箇所などを遠隔登録を行うことが可能で、経験の浅い操作者による検査のばらつきを抑え、施設内の標準化を行う場合に役立てられるという。