日本画像医療システム工業会/定時社員総会―重点テーマ中心に2014年度の活動を報告
日本画像医療システム工業会(JIRA)は、6月1日にKKRホテル東京(東京・千代田区)にて、平成27年度定時社員総会および第4回JIRA活動報告会を開催した。
開会に際し、会長の小松研一氏が2014年度活動の統括および概要について語った。同氏は昨年度を「医療産業界において、事業環境変化の非常に大きい年となった」と振り返り、その要因として①医薬品医療機器法の施行、②MEJ(Medical Excellence JAPAN)を中心に据えた医療の国際展開の推進、③日本が議長を務めるIMDRF(国際医療機器規制当局フォーラム)会議の活動の本格化、④新たな地域包括ケアの概念が導入された国内医療政策の推進、⑤医療法の改正、などを挙げた。また、今後の活動について「JIRAA基盤関連の地道な活動を継続し、これからも努力していくことが大変重要であると痛感している」と述べた。
報告会では14年度活動の重点テーマに当たる法規・安全部会(古川 浩氏)、ヘルスソフトウェア推進協議会(名波昌治氏)、経済部会(鍵谷昭典氏)、医用画像システム部会(北澤成之氏)、国際委員会(内山 進氏)、企業振興委員会(佐藤公悦氏)の各会から、14年度の活動報告や15年度活動計画などについての説明がなされた。続いて14年度活動のトピックスとして、標準化部会(辻 久男氏)と調査・研究委員会(伊藤幸雄氏)から活動報告等があり、最後に木村 達専務理事が日本におけるIMDRF会議の活動概要について述べた。
社員総会では議長の小松氏から14年度収支決算案および役員の一部変更の議案が提出され、その承認をもって終了。総会の後に平成27年度JIRA会長表彰式が行われ、10名の受賞者と1部会に小松会長から表彰状や感謝状が贈られた。