パナソニック/4K映像対応タブレットPC新製品を発表
パナソニックは6月23日、東京国際フォーラム(千代田区)にて、法人向けタブレットPC「TOUGHPAD(タフパッド)4K」の新製品発表を行った。
同製品は、20型4K IPSα液晶パネルを搭載した薄型軽量な可搬型タブレットPCとして2013年秋に発売された。以降、金融業界の窓口担当端末や製造業界のモバイルCAD端末などとして活用されてる。
今回発表された新製品は、4K映像入出力対応モデル「FZ-Y1CH」とシンプルな機能のベーシックモデル「FZ-Y1CA」の2種類で、8月25日に発売する予定。
同社は、タフパッド4Kのラインアップ強化により、2018年度におけるシリーズの累計販売台数200万台を目指すという。
発表会では、同社ITプロダクツ事業部事業部長の原田秀昭氏が、新製品のコンセプトについて紹介。新しいタフパッド4Kの活用例について、「従来使われてきた業界に加え、映像制作の現場あるいは医療業界において、4Kの画像出入力を活用し新たな業務の効率化が図れるところが非常に大きなポイント」と語った。
続いて、同事業部4Kタブレット事業推進部部長の宮下充弘氏が、タフパッド4Kの特長について説明。その中で同氏は医療業界への提案として、「内視鏡などの医療用カメラとの接続活用はもちろん、タフパッド4Kと4K大型ディスプレイをつなぎ、レントゲンなどの高画質な画像を共有しながらカンファレンスするといった環境を提供していきたいと考えている」と述べた。
発表会の後、報道および企業法人対象の内覧会が行われ、用途提案別の新製品展示に来訪者の関心が集まっていた。