パナソニック ヘルスケア/在宅医療共有システム「Medicom-HCLink」発売発表
パナソニック ヘルスケアは、7月7日、医師や看護師、薬剤師、介護士などで構成される在宅チーム向けの情報共有クラウドサービスとなる「在宅医療共有システム Medicom-HCLink(メディコム エイチシーリンク)」を発売すると発表した。
同システムは、在宅チーム内の情報共有に必要な機能をパッケージ化。申し送り事項や連絡事項の情報共有を実現する「お知らせ・コミュニティ機能」や、バイタル測定値や患者の体調、訪問サマリ等の記録・閲覧を可能にする「訪問記録・閲覧機能」、褥瘡状況の写真や各種指示書・報告書等の文書の登録・閲覧ができる「文書・画像管理機能」、訪問予定などのスケジュールを閲覧できる「スケジュール共有機能」などを装備。また、同社の電子カルテ「Medicom-HRⅢ」、電子薬歴システム「PharnesⅢ-MX」とのデータ連携機能を標準搭載しているほか、各種ガイドライン等、セキュリティ品質を確保した情報共有クラウドサービスを提供している。
発表会の席上、同社取締役執行役員メディコム事業部長の小宮宏之氏は「この製品はクラウド環境を利用し、在宅医療のスタッフが双方向の医療・健康情報を共有できるインフラを提供するもの」と同システムを紹介した。
同社は、同システムを7月27日から発売開始し、5年間で約500システムの導入を目指すとしている。