キヤノンメディカルシステムズ/女性診療に寄与する超音波診断装置「Womenʼs Health Package」の販売を開始
キヤノンメディカルシステムズは、超音波画像診断装置Aplio i800の女性診療に特化したモデルである、Womenʼs Health Packageの販売を4月10日から開始する。
近年、女性の社会進出と活躍が注目される一方で生活習慣の変化などから乳がんや卵巣がん、子宮筋腫といった疾患への罹患リスクが高まっているといわれている。また、晩婚化に伴う出産年齢の高齢化により、先天性疾患や胎児発育遅延(FGR)、前置胎盤や前回帝王出産妊婦における癒着胎盤等のリスクも高まる。
Womenʼs Health Packageは、ピンクパールをアクセントカラーに採用し、超音波診断装置Aplioで培った高画質や血流表示モードであるSMI(SuperbスパーブEMicroE マイクロAAE-E-AAEvascularEバスキュラーA AEImagingEイメージングA)やエラストグラフィーといった多彩なアプリケーションが搭載可能である。超音波診断装置はX線を使用しないため妊産婦や胎児にも安心して検査が可能であり、これらのアプリケーションは女性関連疾患の早期発見・診断を強力にサポートする。
主な特長
1.iBeam FormingとiBeam Slicingによる高精細な画像描出 超音波の送受信のビームの形状を、浅い部分から深い部分まで均一に細く、さらに高密度にする「iBeam Forming」を搭載。 iシリーズ専用プローブを使うと、断層像の厚みを均一に薄くする「iBeamSlicing」により、さらに鮮明で高精細な画像を得ることができるため、病変の性状を細かく観察ができる。乳腺領域では、高周波かつ広帯域である24MHzリニアプローブや、妊娠初期の胎児超音波検査では、高周波コンベックスプローブを使っての早期診断への貢献が期待されている。
2.進化した低速血流を表示可能なSMI 第15回日本超音波医学会技術賞を受賞した、当社独自の低速で微細な血流を描出できる血流イメージング技術「SMI」。その技術をさらに進化させ、細かい血流をより感度よく描出することが可能となった。さらにドプラ信号から得られる強度をもとに、擬似的に血管を立体表示するDoppler Luminanceを使用可能になった。これにより、胎盤の血流や腫瘤性病変の血管構築の観察への応用が期待されている。
3.女性診療に貢献する多彩なアプリケーションに対応
胎児の観察を行う4D(動きのある3D像)超音波映像化技術としてLuminanceやShadow Glassが搭載可能。また、胎児の心臓観察で使用可能な2D Wall Motion Tracking for Fetal Heart、腫瘤性病変の硬さを映像化するStrain ElastographyやShear Wave Elastographyといった多彩なアプリケーションに対応しており、妊婦や胎児の診断へ寄与する。
問い合わせ先=キヤノンメディカルシステムズ 広報室
TEL:0287-26-5100