日本画像医療システム工業会(JIRA)/会長年頭所感発表会&新年会
日本画像医療システム工業会(以下JIRA)は、1月7日、KKRホテル東京(東京・千代田区)でJIRA会長年頭所感発表会を開き、小松研一会長はつぎのように述べた。
「2014年以降、健康長寿社会の形成を目指し、『健康・医療戦略推進法』『医薬品医療機器法』等が施行された。今年は、臨床研究のあり方に関する法律が制定されると思われる。
政府主導の研究開発体制と方向性を見ると、健康・医療戦略推進本部のもと、競争優位のある優れた医療技術の研究開発を促進し、その医療技術を輸出することにより、わが国の経済成長を図るとし、『国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)』『Medical Excellence JAPAN(MEJ)』が設置された。
JIRAは、AMEDを中心とした医療産業輸出の施策に呼応し事業環境整備ならびに技術支援を推進していきたい。現在、MEJで進められているアウトバウンド事業では、関連するJIRA会員企業、医学会、医療機関とともに、MEJを支援していきたい。
政府は国産の医療機器開発の強化策として、①手術支援ロボット・システム ② 人工組織・臓器 ③低侵襲治療 ④画像診断イメージング ⑤在宅医療機器の5つの重点分野を指定し、AMEDを中心に産官学の連携を強め、製品開発を急いでいる。JIRAは、画像診断イメージング開発の革新的な方向性として、機能診断をはじめ画像バイオマーカー探索など、より早期に診断し、より低侵襲な治療を行う技術開発に注力していく。」
発表会後の新年会では、三宅邦明(厚労省医政局医療機器政策室長)、土屋博史(経産省商務情報政策局医療・福祉機器産業室長)の各氏が来賓挨拶を行い、医療機器産業界の発展と行政としての支援協力について述べた。