PHC/省エネルギーと地球環境保護を追求したノンフロン薬用保冷庫を販売開始
PHCホールディングスの100%子会社である、PHCは、このたび、医療機関および研究施設向けに、ノンフロン自然冷媒(*1)を採用し、インバーター制御コンプレッサーを搭載した
-30℃フリーザー付き薬用保冷庫の販売を開始した。
本製品は、医療機関や創薬・ライフサイエンス研究で使用される冷蔵医薬品や貴重な試料を安心して保存できるだけでなく、地球環境に配慮しながら、大幅な省エネルギーを実現した薬用保冷庫である。
<特長>
1.ノンフロン自然冷媒とインバーター制御コンプレッサーで消費電力量を約50%削減
冷却効率の高いノンフロン自然冷媒の採用と、電力消費を低減するインバーター制御コンプレッサーの搭載により、従来機種と比べて約50%の消費電力量削減を実現。また、フロンや代替フロンを用いないノンフロン自然冷媒の活用により、オゾン層を破壊せず地球温暖化防止にも貢献する、環境にやさしく経済的な製品である。
2.新しいキャビネットデザインによる温度精度と収納効率の向上
温度変動を低減するインバーター制御コンプレッサーに加えて、温度分布を改善する新開発のキャビネット設計により、庫内の温度制御性能が向上。さらに、従来機種とほぼ同等の設置面積でフリーザー容量が約60%拡大し、保冷庫・フリーザーを合わせた総容量で業界最大レベル(*2)を実現。これによって、従来、フリーザーと薬用保冷庫に別々に保存していた内容物を1台に収納することが可能となり、医療機関や研究施設のスペースをより有効に活用できる。
3.庫内温度のトレーサビリティと、より詳細な温度表示
0.1℃単位による温度表示を選択できるほか、温度変化による警報やドア開閉履歴の自動保存を通じて庫内温度を継続的にトレースすることで、冷蔵医薬品や貴重な試料が適切な温度範囲で保管・管理されていることをエビデンスとして残すことが可能。
(*1)アンモニア、二酸化炭素などの自然界に存在する物質を使用した冷媒。従来、冷媒に使われていたオゾン層破壊物質であるフロンを用いていないため、環境への悪影響が少ないとされる。
(*2)当社調べ:2018年度に日本で販売された幅800mmのフリーザー付き薬用保冷庫の中で業界最大レベル。保冷庫(326L)、フリーザー(136L)、総容量462L。
問い合わせ先=PHCホールディングス コーポレートコミュニケーション部
TEL:03-6778-5311