メディカル・データ・ビジョン/ICU/HCU転棟収益シミュレーションが「Medical Code」で可能に
メディカル・データ・ビジョンは2018年11月28日から、 急性期一般入院料(特定、専門も含む)を算定した患者に対し、ICU/HCUへ転棟した場合の増収額と、一般病棟用の重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)の該当患者割合の変化をシミュレーションできる新機能を、病院向け経営支援システム「Medical Code」に追加した。
<サービス提供の背景・概要>
診療単価を上げる取り組みのひとつとして、重症患者が入院するための病床であるICUやHCUなどを新設・増床するという手段がある。しかし、転棟による急性期一般入院料等の看護必要度の該当患者割合への低下を考慮する必要がある。ICU/HCUの新設・増床に踏み切ったとして、適切な費用対効果が得られるかの判断は非常に難しいといえる。
このような背景から、「Medical Code」にICU/HCUへ転棟した場合の増収額をシミュレーションする機能を追加した。一般病棟用の看護必要度の評価票をICU/HCU用の評価票に置き換え、該当基準(ICUはA票4点かつB票3点以上、HCUはA票3点かつB票4点以上)を満たせば転棟可能と判断。転棟による特定入院料の増収額と看護必要度の該当患者割合の変化をシミュレーションする。さらにICU/HCUの「想定する病床数」と「一般病棟で維持すべき該当患者割合の最小値」を設定することが可能である。ICU/HCUの1日あたり患者数を日別に確認できるため、新設・増床をどうするかの判断だけでなく、すでに稼働中のICU/HCUに大幅な機会損失がないか、収益面から効率的な病床運用をチェックできる。
問い合わせ先=メディカル・データ・ビジョン 広報部
TEL:03-5283-6911