MEDTEC Japan 2016
医療機器の製造・設計に関するアジアで最大の展示会・セミナー「MEDTEC Japan 2016」が、4月20~22日に東京ビッグサイト(江東区)で開催された。
今回も昨年同様、3ホール分の展示会場を12エリアに分類し、地方自治体を含む504社/団体が出展。来場者数は過去最高の3万4018名(3日間合計)を記録した。
「医療ICT・在宅医療エリア」では、2015年3月に富士通とパナソニックのシステムLSI事業を統合して設立されたソシオネクストのブースが注目を集めていた。同社は、メディカルIoT統合ソリューションとして開発したモバイル超音波装置/モバイル連続血圧計/モバイル心電計を展示。計測情報は、全てタブレット端末を介してクラウドで管理・活用される。なお、同社は今後、これらのコア技術やリファレンス機器・ソリューションの医療機器メーカーへの提供を目指していく。
「介護・福祉ロボット&機器開発エリア」では、イノフィスが腰補助用マッスルスーツのスタンドアローンモデルを初展示した。同製品は、介護現場での介助者の腰への負担を軽減するウェアラブルロボット。圧縮空気とバッテリーを駆動源とするスーツは、2006年に発売され、約1200台を出荷。スタンドアローンモデルは空気圧式ゆえバッテリー等が不要で、操作も簡単な点が特長。2016年3月に先行発売を開始しており、そのデモは来場者の注目を集めた。
その他、「メディカルRP・CAD/CAMエリア」においては、丸紅情報システムズがメディカル3Dモデル造形サービス等を展示していた。
次回は、2017年4月19日~21日、今開催に引き続き東京ビッグサイトの東4・5・6ホールにて開催予定である。