EIZO/4K高解像度と高輝度表示を両立させた手術用モニターを発売

EIZO/4K高解像度と高輝度表示を両立させた手術用モニターを発売

  EIZOは、32型4K UHD解像度の手術用液晶モニター「CuratOR EX3241」を2019年3月11日に発売する。価格はオープン。

1.概要

 「EX3241」は、4K UHD(3840×2160ピクセル)高解像度を、高輝度700cd/m2で表示する32型の手術用液晶モニター。発光効率の優れたLEDバックライトを新たに採用することで、フルHDの4倍の4K高解像度と高輝度の両立を実現した。フルHDモニターや輝度が低いモニターと比較して、手術映像の微細な部位をより高精細に表示する。

 また、「EX3241」は12G-SDI端子を搭載。3G-SDI端子搭載の4KモニターではSDIケーブルを4本必要としていた毎秒60フレームの4K映像の伝送が、12G-SDI端子搭載によりケーブル1本で可能になった。モニター設置時の手間や時間を軽減し、すっきりとした配線を実現する。

2.特長

4K UHD解像度で手術映像を高輝度・高精細に表示

 発光効率の優れたLEDバックライト搭載パネルを使用し、高輝度700cd/m2を実現。さらに、フルHDの4倍にあたる横3840×縦2160ピクセル(画素)の情報量を表示可能。内視鏡や顕微鏡手術カメラで撮影する4K UHD映像を高輝度かつ高精細に再現する。フルHDモニターや低輝度モニターと比較して、微細な部位をより高精細に表示できる。

容易かつ安全なケーブルマネージメント

 12G-SDI(BNC)、あるいはDisplayPort 1.2、HDMI端子で、60フレーム/秒の4K UHD映像信号をサポート。さまざまなモダリティ機器とケーブル1本で直結できるうえに、小型ACアダプタにより、容易なケーブルマネージメントを実現。12G-SDI(BNC)端子を使用すると、30mの長距離伝送も可能。
また、端子にロック機構がないHDMIはモニター側にロック機構を搭載するなど、端子が抜けることを防止し、安定した接続を保持できるよう設計している。

フルHD映像も見やすく鮮鋭化

 EIZOが独自に開発した映像鮮鋭化技術「Smart Resolution with Sparse Coding (S.R.S.C.)」を搭載。従来の内視鏡や顕微鏡手術カメラで撮影したフルHDの映像も、モニターの4K UHD解像度を活かし、遅延なく高精細に表示する。

安全性、衛生面に配慮したフルフラットデザイン

 手術室に設置された多くの医療機器や装置は、手術内容に応じて並び替えられたり、手術室間の移動が伴う。その際の医療スタッフの安全性を考慮し、角のない丸みを帯びたデザインを採用している。
さらに、前面すべてを保護ガラスで覆ったフルフラットデザインで、防塵・防水等級はモニター前面:IP45、全体:IP32を実現。また、ケーブルカバー装備でケーブル類もすっきり収納できるなど、安全で衛生的な手術環境の実現に貢献する。

目障りな映り込みを抑制

 液晶モニター画面への映り込みは、画面を照らす外光が屈折率の異なる保護ガラスや空気層を透過する際に発生する光の反射である。「EX3241」は、オプティカルボンディング加工を施すことで、光の屈折率の差を最小限に抑え、画面への映り込みを和らげる。明るい照明の手術室で使用しても、視認性の高い映像を再現する。

問い合わせ先=EIZO 営業1部 モダリティイメージング課
TEL:03-5764-3403 

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