日本医療福祉建築協会/医療福祉建築賞2017表彰式を開催
一般社団法人日本医療福祉建築協会は、5月18日に建築会館ホール(東京・港区)で「医療福祉建築賞2017表彰式」を開催した。
同賞は、建築物作品としての視点だけではなく建物が実際に使用する職員や来場者(患者等)のニーズにマッチしているかを総合的に評価した上で受賞が決定される。今回は、2013年から2015年までに竣工した医療福祉建築物を対象に応募施設を募り、建築賞5施設、および建築賞準賞1施設が受賞した。
表彰式に先立ち、同協会会長の上野 淳氏が挨拶を述べ、「今年で27年目を迎えた医療福祉建築賞は、我が協会にとって非常に重要な事業である。それぞれの受賞作品が、我が国の医療建築のあるべき姿や目指すべき姿を、実在のモデルとして示している」と語った。続いて選考委員長の筧 淳夫氏が、選考方法について「今回は29の応募作品(病院15、診療所5、医療福祉施設等9)を3段階で選考した。1回目は応募資格の確認、2回目は7名の選考委員による評価で11作品に絞り、3回目は2名1組の選考委員が現地視察を行い受賞施設を決定した」と説明。選考結果の総評について、「多岐に渡り、かつ例年よりも受賞施設が多かった(昨年3施設)ことは、質の高さの証でもある」と語った。
その後、受賞各施設の選考理由や評価ポイントについて選考委員が詳細に解説した後、上野会長から各施設に表彰状が授与された。