富士フイルム/十二指腸用処置スコープを発売
富士フイルムは、キセノン光源搭載の内視鏡システム「Advancia(アドバンシア)」用スコープのラインアップとして、高い挿入性と処置性能の向上により胆膵疾患において効率的な内視鏡治療を実現する十二指腸用処置スコープ「ED-580T」を、6月26日より富士フイルムメディカルを通じて発売する。
<特長>
▽スコープ先端の軟性部に弾発性が高い素材を採用した「高追従挿入部」を搭載。医師がスコープの向きを変えるために操作部をねじる際、手元の力を先端まで効率良く伝えることができる
▽内視鏡を用いた処置は、複数種の処置具を使い分けて行われ特に胆膵疾患の処置ではガイドワイヤーを起立台で押さえて、それに沿わせて処置具の交換を繰り返し行う。処置具の角度を調整する起立台の形状・長さ・可動範囲とスコープ内で処置具などが通る「鉗子チューブ」の素材を見直すことで、処置具のスムーズな出し入れや交換を実現している。また、起立台を最大起立位置にすると、ガイドワイヤーが押さえられ簡単に処置具を交換することができるため、治療時間の短縮が期待できる
▽先端には起立台があり複雑な構造をしているが、スコープ先端に着脱式のキャップを採用し、ブラッシングしやすい仕様にすることにより洗浄性を向上させた