GEヘルスケア・ジャパン/2018年成長戦略発表会
GEヘルスケア・ジャパンは、4月11日に日本GE(東京・港区)で、「2018年成長戦略発表会~これまでの成果と今後の成長に向けて~」を開催した。
同社代表取締役社長兼CEOの多田荘一郎氏は、「プラットフォームとパートナーシップによるイノベーション」と題し成長戦略を発表。日本の医療環境における課題の解決に向けた変革(成長の3本柱と社内組織体制)を説明。「自社だけでは変革・進化はできない。共に学び素早く成長するために、“自社の強み”と“協業による価値創造”を組み合わせた『プラットフォームとパートナーシップによるエコシステムの構築』で我々のビジョン“プレシジョンヘルス”の実現を目指す」と述べた。
同社アカデミック本部長の松葉香子氏は、同社の成長の3本柱の1つ「アカデミック戦略」を説明。「日本のヘルスケアの課題解決に向けてのリーダーシップの源は、大学、ナショナルセンター、専門学会等のアカデミアである。GEのアカデミック戦略は、その活動の軸を産学連携と考えアカデミアとのパートナーシップを進めていく」と述べ、その例として慶應義塾大学や東北大学等と行っている開発・研究への取り組みを紹介した。
国立循環器病研究センターの小川久雄理事長は、「国立循環器病研究センターのあらたな取り組み」と題し、同センターの役割や業績、2019年オープンの新センターとその中に開設する研究・開発拠点「オープンイノベーションセンター」を紹介した。また、2017年に締結したGEとの包括研究協定について説明。「この協定により、世界に提案できる研究が行え、双方の強みによるシナジー効果が得られる。期間に縛られず研究を続けられるため、長期的な研究も視野に入れられる」と語った。