キヤノンメディカルシステムズ/X線アンギオグラフィ―システム
キヤノンメディカルシステムズは、X線アンギオグラフィーシステム 「Alphenix Core+(アルフェニックス コアプラス)」、「Alphenix Biplane(アルフェニックス バイプレーン)」、およびアンギオ検査支援ワークステーションを発売した。
<特長>
▽X線発生からモニターに表示されるまでのイメージングチェーンを大幅に見直し高精細画像を実現。特にデジタル画像処理装置を一新し、平面検出器(FPD)の持つワイドなダイナミックレンジを有効に活用した上、さらなるノイズ低減を図った。 また、動画対応のFPDとして高精細画像を目指し、従来の約1/2サイズを実現した76μmの画素サイズを持つ高精細検出器「Alphenix Hi-Def Detector(アルフェニックス ハイデフディテクター)」を開発し搭載することが可能(オプション)。これにより、特に脳動脈瘤のコイル塞栓術など脳血管内治療において、最小1.5インチという小さな視野を、鮮明な画像で大きくモニターに表示することができるため、精緻なカテーテル治療を高精細画像でサポートする
▽デジタル画像処理装置の刷新により、操作性や応答性の向上を実現。DSAや透視ロードマップ時の患者体動によるミスレジストレーションをリアルタイムに自動補正するなど様々な自動化技術を採用することで、術中・術後のワークフローを改善する。
また、カテーテル寝台に術者や術式に応じカスタマイズが可能なタッチパネル操作卓「Alphenix Tablet(アルフェニックスタブレット)」をオプションで構成することができ、操作性の向上が図れる
▽Alphenix Core+/Biplaneでは、全機種に「SPOT ROI(スポットロイ)」を搭載することが可能で(オプション)、さらなる被ばく低減と画質の最適化を実現。SPOT ROIは、手技中の詳細に見たい部分に最適な線量を照射し、それ以外の周辺部は低線量化したX線を照射する視認性の確保と被ばく低減を同時にかなえる同社独自の入射線量低減機構。SPOT ROIで低線量化した周辺部は、通常透視に比べおよそ65%~85%の線量低減を実現する
※問い合わせ先=キヤノンメディカルシステムズ 広報室 TEL 0287・26・5100