メディカルジャパン2018
4回目を迎える日本最大級の医療展示会 「メディカルジャパン2018」が、2月21~23日の3日間にわたりインテックス大阪(大阪市・住之江区)で開催された。
出展社数は、1340社。同施設をフルに活用し、「地域包括ケアEXPO」、「医療ITソリューション展」、「病院イノベーション展」、「関西医療機器 開発・製造展」、「介護&看護EXPO」、「再生医療 産業化展」、「インターフェックス大阪」の7ゾーンに分かれて展開。3日間の来場者数は、3万1245人に上った。
医療の安心・安全を求める声が展示内容にも反映され、NECは、導入後間もなく成果を上げた医療機関もあるという患者離院を防ぐための「生体認証システム」をアピール。ヤマハは、人が集まる場所で患者との会話を第三者に聞こえにくくする同社独自の楽器の技術が生かされている患者のプライバシー保護を目的とした「スピーチプライバシーシステム」を紹介した。THKは、免震体験車両と免震装置を展示。建物免震は新築や建て替え時でないと導入が難しいが、部分免震装置は比較的導入がしやすい利点もあり需要増だという。医療機器やデータサーバを守る部分免震の有用性が実感できる展示内容だった。
「介護&看護EXPO」コーナーでは、つらいイメージのリハビリを楽しくこなそうとする展示ブースが目を引いた。センサーが体の動きを認識して、ゲーム感覚で手足を動かすリハビリや、和太鼓を叩いてリズム感覚を養う試みなどユニークな理学療法が実演された。