保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)/講演会・賀詞交換会
保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)は、1月16日にイイノホール&カンファレンスセンター(東京・千代田区)で、講演会と賀詞交換会を開催した。
講演会では、JAHISの下邨雅一運営会議議長が、『2018年の年頭にあたって』と題した講演を行った。この中で下邨氏は、2017年の活動を振り返り同年のトピックスとして標準化推進活動に触れ、2017年5月に制定したJAHIS技術文書「電子処方せん実装ガイドVer.1.0」について説明。さらに、「臨床検査結果の取扱いに関する意見交換会」への参画や、会誌Web化などのIT刷新による会員サービス向上と事務効率化について報告した。
2018年の取り組みについては、6月の第22回日本医療情報学会春季学術大会や、7月の国際モダンホスピタルショウ2018への出展、HIMSSなど海外の学会への参加、JAHISが2025ビジョンで描くヘルスケアIT実現の推進施策などを紹介した。
その後、落語家で医学博士の資格を持つ立川らく朝師匠による特別講演「新春笑って健康笑って長生き ドクターらく朝の一笑健康~ヘルシートークと健康落語」が行われた。
講演会後には、賀詞交換会が開催された。冒頭、海外出張で不在のJAHIS山本正已会長に代わり下邨氏が挨拶し、「今年は、診療報酬改定など医療に関するイベントが多くある。JAHISは、行政や関係機関と迅速な情報共有を行い医療情報の標準化およびその普及推進に行政や学会、関連団体と連携して相互接続性の確保や医療安全に貢献していく。政府が提唱する新しい社会の在り様である『Society 5.0』の実現に向け、国民が安全安心を実感できる社会の構築にJAHISも貢献していきたい」と述べた。その後、厚労省、経産省、総務省、内閣官房、日本医療情報学会の来賓が挨拶。約250名の参加者を集める盛況な会となった。