カリーナシステム
●手術室での質と安全を格段に向上させる新製品群
カリーナシステムは、手術映像管理システム「ADMENIC V5」を発表した。「ADMENIC V5」は、4K映像とHD画像は、いちいち切り替えることなく同時に呼び出すことができ、画面上で同時に扱えるようになった。また、高画質記録と長時間保存の両立も可能になり、電子カルテや麻酔記録などとのシステム連携も可能で、“どなたでもシンプルな操作”という「ADMENIC」の操作性は従来通りに、小規模導入から拡張が可能になっており、2018年春の発売を予定している。
RGB→3G-SDI/HD-SDI変換スケーラーを内蔵するコンバータ「CWB-RGB-SDI」も同社の新製品であり、従来の壁埋め込み型と同様の性能を持ちながら、省スペース型で横向きデザインなので、システムラックにも設置できる。
また、新しい「鋼製小物管理支援システム」も発表した。画像とAIを駆使することで、これまでもいろいろなタイプの小物管理システムは登場しているが、術前にICチップをそれぞれの手術道具・用具に着け、術語にはタグを外すなどの手間がかかるタイプが多かったが、同社の「鋼製小物管理支援システム」は、術前準備で道具を画像として撮影、術語にカメラ前に戻して撮影すると、道具・用具の過不足をAIが判断してくれるため、高レベルでうっかりを減らせるだけでなく、術前・術中・術後のスタッフの手間を大きく減らせるというメリットがある。