セントラルユニ
●医療施設の課題を解決する3つのICTを紹介
セントラルユニは、“大切ないのちを守る、環境づくりのお手伝い”を企業理念に掲げる医療設備メーカーとして、より多くの医療従事者に知ってもらうために4年ぶりにホスピタルショウへ出展し、ブースも従来の医療機器ゾーンから医療情報システムゾーンへ移動した。
今回のブースでは、医療施設で働くスタッフが抱える『課題』や『悩み』を『見える化』、解決に導くための3つのICTツールを紹介した。
1つめは、“図面の見える化”に貢献するもので、同社の3D技術により平面図を短時間で3D化し、建物内の空間をリアルに体感することができる。これにより、完成後のイメージを膨らませながら、フロア全体の検証をすることができるようにしている。
2つめは、“経過の見える化”。レーザー光を周囲360度に照射し、その反射を計測することにより点群データと呼ばれる3次元データを作成する3Dスキャナーである。これにより、改修時やメンテナンス時のサポートツールとして活用することができる。
3つめは、事例ブラウジングツールを使った“想いの見える化”を実現するもの。同社では、国内外を問わず先進的な事例や図面など膨大な情報をビジュアルデータとして蓄積しているが、このデータを同社オリジナルの事例ブラウジングツールを活用し、顧客が潜在的に持つイメージ、“想い”を引き出し理想の病院を実現する。
ブースでは、この3つのツールを来場者が体感し、感心しているシーンを目にした。また、東京湯島にある同社ショールーム「mashup studio」では、ICTを駆使した情報収集や3Dシミュレーション以外にも実機による運用イメージも体験することができることをアピールしていた。