シーメンスヘルスケア/KDDIと広域ネットワークサービス導入で合意
シーメンスヘルスケアとKDDIは、シーメンスヘルスケアが提供している医療機器を遠隔で監視およびサポートを行うサービス「シーメンスリモートサービス」(以下、SRS)の品質・セキュリティの向上を目的として、広域ネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」(以下、KDDI WVS 2)を導入することで合意し、提供を開始した。
KDDI WVS 2は、広域なネットワーク上でさまざまな付加価値を実現することが可能で、医療機関向け3省4ガイドラインにも対応するセキュリティ機能を持った広域ネットワークサービスである。
医療機関は、KDDI WVS 2を経由したSRSの監視・サポート体制を構築することで、従来よりもインターネットとの接続ポイントを縮小し、今後はインターネットとの接続ポイントを通信キャリアであるKDDIが管理することで、より高度なセキュリティが確保できている環境下で、シーメンスヘルスケアからのサポートを受けることができるようになる。
また、医療機関内に設置されたMRI(磁気共鳴診断)装置やCT(コンピュータ断層撮影)装置など、画像診断装置から得られる膨大な医用情報をビッグデータとして扱い、分析結果等の共有が可能なシーメンスヘルスケアのクラウドサービス「teamplay(チームプレイ)」もKDDI WVS 2との接続が可能。すでに画像診断装置を導入済みでteamplayの追加導入を検討する場合もSRSのためのリモート環境があれば、回線の引き直しが不要で医療機関側の負担を最小限に抑えながら高度なセキュリティのもとにteamplayの追加導入が可能となる。
両社は、今後シーメンスヘルスケアが装置を納入している全国の医療機関に対して、SRSのセキュリティ向上とteamplayの導入を目的として、KDDI WVS 2導入を推進していく。