富士フイルムメディカル

富士フイルムメディカル

Value from Innovation ~医療のいちばん近くから、次代を見つめる~
http://fms.fujifilm.co.jp
 富士フイルムは、「Value from Innovation ~医療のいちばん近くから、次代を見つめる」をテーマに、各種医療機器やソリューションを出展した。
 画像診断機器関連では、新製品である軽量移動型デジタルX線撮影装置「CALNEO AQRO」をはじめ、カセッテDR「CALNEO Smart」などのFPD関連の製品を展示。
 医療用のソリューションに関しては、3D解析ワークステーション「SYNAPSE VINCENT」の新バージョンをはじめ、統合アーカイブ「SYNAPSE VNA」や統合診療支援プラットフォーム・統合データファイリングシステム「CITA Clinical Finder」を出展し来場者からの高い関心を集めていた。
 また、開発が進められている医療用X線動画技術に関する参考展示が行われており、同技術を搭載した外科用のCアーム型撮影装置も参考展示していた。
●[新製品]軽量移動型デジタルX線撮影装置「CALNEO AQRO」
 「CALNEO AQRO(カルネオ アクロ)」は、高画質DR「CALNEO Smart」を搭載。グリッドレスで高コントラスト画像を描出する画像処理技術「Virtual Grid」と相まって高画質化を実現している。X線発生装置を含めた総重量90kgという軽量かつコンパクトな設計によって、病棟内やベッドサイドにおいてスムーズな移動が可能。また、20ショット/時で最長12時間の使用が可能なリチウムイオン電池を内蔵。4時間でフル充電、15分で1時間分(20ショット相当)の充電を行うことができ、4年使用でも50%の性能を持続する。
 デザインも従来製品とは一線を画し、黒とシルバーで構成され、今までの医療機器とは全く異なり、来場者から好評を得ていた。また、サンリオとのコラボによる小児対応の意匠をこらしたタイプの装置も出展していた。
CALNEO-AQROウェブ用
●病院向け放射線検査部門管理支援サービス「ASSISTA Management」
 放射線業務支援サービスとして提供されている「ASSISTA Management(アシスタ マネジメント)」は、「写損カンファレンス」機能が新たに追加された。検査で生じた写損画像と正しく検査された画像とを比較することで写損の原因等を調べることができる他、写損画像を保存することもできるるため、カンファレンス等で撮影に関する技術・情報を院内で共有化することができ、業務の改善に役立つと製品担当者は強調していた。
ASSISTA-Managementウェブ用
●マンモグラフィ「AMULET」
 マンモグラフィのコーナーでは、「AMULET」シリーズを展示。女性に優しい検査を目指した各種のオプション機能のほか、機能を拡充したトモシンセシス機能や、独自の逐次近似超解像再構成処理で高画質化を実現し、トモシンセシスの画質を改善する画像処理技術「Excellent‐m 3D」が紹介されていた。
マンモウェブ用
●超音波画像診断装置「FUJIFILM FC1」
 超音波画像診断装置は、小型・軽量タイプの「FUJIFILM FC1」の新バージョンを出展。新しいプローブを追加するなど、使用者のユーザビリティを高めた工夫を加えた点が紹介された。
超音波ウェブ用
●3次元画像解析システムボリュームアナライザー「SYNAPSE VINCENT」
 「SYNAPSE VINCENT」は、最新バージョンに搭載される各種アプリケーションが紹介された。展示ブース内で注目を集めたのは、CT画像を再構成して疑似的なIVR画像を作成し、動脈塞栓術や動注療法などIVRの術前プランニングを行える「IVRシミュレータ」機能である。その他、膝関節における軟骨の欠損面積等を測定する「変形性膝関節症の診断・治療支援アプリケーション」などにも参加者の関心が集まっていた。
VINCENT(1)ウェブ用


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