富士通フロンテック/SNSを活用した診察順案内サービスの実証実験を実施
富士通フロンテックは、 Social Networking Serviceを活用し、病院の内外で外来患者が診察待ち状況を自分のスマートフォンで確認できるシステムを構築し、11月7日から11日の5日間の期間に、同社の医療向け表示システム「MediTrend(メディトレンド)」シリーズの「モバイル端末呼出システム」を導入している病院で、外来患者を対象に実証実験を行った。
この実証実験では、同社MediTrendシリーズの「診察案内表示盤システム」を、LINE社が提供する「Messaging API」(LINE社が提供するLINEサーバを介して、クライアント側のサーバとLINEアプリ間で情報の送受信を行う仕組み)を活用することにより、LINE社が提供するコミュニケーションアプリ「LINE」と連携させ、外来患者一人ひとりに診察順が近づいてきたことを案内する診察案内メッセージや、診察順番を確認するためのWebページ用URLをLINEのトークルーム上で知らせるシステムを構築し、54名の外来患者が利用に協力した。
その結果、利用開始時の登録が容易であることや、内容確認が容易で使い慣れていることなどからメールによるサービスよりも高い利用率が期待できることが実証された。
同社は、この実証実験で得られた成果を反映しながら聞きたいときにすぐに案内を返答する機能の追加など利便性を向上させ、2017年度上期中に「MediTrend」の追加サービスとして提供開始を目指す。
http://www.fujitsu.com/jp/group/frontech/resources/news/press-releases/2016/1129.html
※問い合わせ先=富士通フロンテック インテグレーション事業本部 産業ソリューション事業部 第二システム部 https://www.fujitsu.com/jp/group/frontech/contact/form/form-product.html