シーメンスヘルスケア/デュアルソースCT

シーメンスヘルスケア/デュアルソースCT

 シーメンスヘルスケアは、デュアルソースCT装置「SOMATOM Drive(ゾマトムドライブ)」を発売した。
 同製品は、臨床だけでなく研究分野にも対応する「SOMATOM Force」の技術を継承し、デュアルソースCTのメリットをより多くの被検者および医療従事者に提供する。バランスのとれた装置設計により、より幅広い層の医療機関へのデュアルソースCTの普及が期待できるため、さらなる被ばく低減や造影剤使用量の低減を推し進め、今後のCT検査のスタンダードを引き上げるものである。
<特長>
▽低管電圧においても高画質を維持できる最大1.5A(750mA×2)の管電流設定が可能なハイパワー新型X線管「Straton MX Sigma」を搭載し、低電圧撮影をルーチン検査として実施できるハードウェア設計となっており、70kV~140kVまで10kVごとに管電圧を設定することができ、これまで固定管電圧で撮影してきたCT検査の概念を一掃し、“管電圧は検査に応じて選択する”という設計を実現。被検者一人ひとり、個々の検査内容に応じた柔軟な管電圧設定ができることにより、さらなる被ばく低減、造影剤使用量の低減を進めることができる
▽SOMATOM Forceから継承した検出器「Stellar Infinity Detector」と、新型X線管のStraton MX Sigmaを2対使用する高速二重らせん撮影により、75msという高い時間分解能と秒間450mmを超える高速撮影を実現したことで、多くの心臓CT検査で心拍数を低下させるために投与されているβブロッカーを必須とせず、検査に携わるスタッフの負担軽減や薬剤削減に寄与し、被検者の負担を軽減することができる。また、息止めを必須としない検査が可能なため、臓器の動きによるブレを抑えた高い画質を提供するだけでなく、呼吸のコントロールが困難な乳幼児や重篤な状態の被検者に対しても妥協のないCT検査を提供する
▽新しいコントロールパネルによる直観的な操作と標準化・簡略化された撮影プロセスやさまざまなアシスト機能により、一貫した高いレベルのルーチン検査を実現し、撮影時間の短縮や検査に関わるワークフロー全体の向上を支援。また、夜間や救急といった通常とは異なる状況においても正確かつ迅速な検査が可能な使いやすい設計となっている
※問い合わせ先=シーメンスヘルスケア コミュニケーション部マーケティングコミュニケーショングループ TEL 03・3493・7630

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