富士フイルムメディカル、富士フイルムメディカル医療ITソリューションズ/クリニック向けとクリニカルITの各ソリューションを多数出展

富士フイルムメディカル、富士フイルムメディカル医療ITソリューションズ/クリニック向けとクリニカルITの各ソリューションを多数出展

富士フイルムグループは、メディカル事業の更なる強化のため、2024年7月1日に国内グループ会社を再編。「国際モダンホスピタルショウ2024」では、新生・富士フイルムメディカル・富士フイルムメディカル医療ITソリューションズとして、富士フイルムグループの知見やノウハウを融合した、より質の高い診断ソリューションを展示した。同グループのブースでは、クリニック向けITソリューションとヘルスケアITソリューションの2つに大きく分けて展示した。
ヘルスケアITソリューションについては、統合診療支援プラットフォーム「CITA Clinical Finder」と診療文書管理・診療業務支援ソリューション「Yahgee」を中心に、ヘルスケア領域におけるトータルソリューションを幅広く展示。クリニック向けITソリューションでは、内視鏡を含めたクリニック向けの画像診断装置やITソリューション、更には感染症対策の製品などを中心に展示を行った。

●統合診療支援プラットフォーム「CITA Clinical Finder」と診療文書管理・診療業務支援ソリューション「Yahgee」
病院内の各診療システムで管理される検査画像やバイタル情報、処方などの診療データを1つのプラットフォームに集約して表示する「CITA Clinical Finder」、診療文書管理・診療業務支援ソリューション「Yahgee」をブースの中央に展示。今回、アピールしていた機能が、退院サマリ作成時間を短縮するための入力機能である。入院中の経過欄を入力するため、AIを駆使して退院サマリ作成に対して重要度の高い文章を自動で抽出することができる。文章の重要度などはユーザー側で調節することもでき、どの程度の文章や内容が必要なのかを調整することも可能となっている。
また、入院基本料や施設基準による診療報酬は、それらを満たす上で必要な作業を行った上で算定することが可能だが、「CITA Clinical Finder」にはその算定漏れを無くすための表示機能を実装している。従来は、電子カルテや部門システムの情報をモニタ上に表示していちいち確認する必要があったが、今回の機能では、患者毎にそれらを一覧表示できる画面を表示することができる。
また、「YaHgee」には、運用マニュアルをフローチャート化し、業務の手順としてどの文書を作成しなければならないかを表示。作成についても、順を追って作業することで、容易に文書を作成することができる機能なども搭載している。


「CITA Clinical Finder」と「Yahgee」

●クリニック向けX線診断システム「CLINIX Plus」&X線骨密度測定装置「ALPHYS LF」
クリニック向けITソリューションのコーナーでは、クリニック向けX線診断システム「CLINIX Plus」と、X線骨密度測定装置「ALPHYS LF」の実機を初出展した。内科における骨密度測定の需要が高まっている中、クリニックでは設置のスペースが限られている状況であることから、同社では2つの装置を1室に収めることで、従来比40%の省スペース化を実現。ビル内の診療所等、これまでスペースの関係から2つの装置を置くことができなかった施設でも同装置の設置が可能であり、より質の高い医療を実現できる。


クリニック向けX線診断システム「CLINIX Plus」とX線骨密度測定装置「ALPHYS LF」


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