EIZO/USB Type-C搭載、画像観察を快適にする機能を追加した30型ワイド6メガピクセル医用モニターを発売(24.8.1)

EIZO/USB Type-C搭載、画像観察を快適にする機能を追加した30型ワイド6メガピクセル医用モニターを発売(24.8.1)

 EIZO(本社:石川県白山市)は、30型医用画像表示モニター「RadiForce RX670(以下RX670)」を2024年10月28日に発売する。価格はオープン。
 RX670は、「RadiForce RX660」の後継機種で、X線写真やCT、MRIなどの医用画像を表示するための医用モニターである。近年、医師が観察する医用画像は多様化しており、複数の画像を同時表示することが求められている。RX670は、30型の大型ワイド画面に600万画素(6メガピクセル)の情報量を表示することで、 こうしたニーズに対応する。
 加えて医師の画像観察業務を効率化し、快適にする機能を新たに追加している。具体的には、新たにUSB Type-C®入力端子を搭載し、パソコンやUSB接続機器との接続が一層容易になった。さらに、内蔵のLAN端子を通じて有線ネットワーク環境を構築でき、より広範な接続性を提供する。これにより、遠隔読影で普及が見込まれるモバイル端末とも簡単に接続でき、画像観察環境の構築をサポートする。また、筐体背面に間接照明を標準で内蔵、暗い部屋での画像観察時の疲れ目を緩和する。さらに、キーボード操作や書類の読み書きのため、手元を照らすスポットライトも標準で付属している。
 RX670は、環境に配慮した製品づくりも強化。製品の外装に再生プラスチックを同社医用モニターとして最大の77%以上使用している。また、製品を保護する梱包材に再生紙素材を採用し、廃棄プラスチックの削減に貢献。限りある資源の有効活用、資源循環を推進する。

主な特長

■ケーブル1本の接続でモニターをドッキングステーションのように活用
モバイルワークステーションと1本のUSB Type-Cケーブルを接続するだけで、画面表示、モバイルワークステーションへの94Wの給電、さらには安定した有線LANへの接続を同時に実現。USBハブは合計4ポートを搭載し、マウスやキーボード、ヘッドセットなどのUSB機器の接続が可能となったことで、画像観察環境の構築を容易にした。
■シンプルな接続で、マルチモニターの広い作業領域を実現
RX670はデイジーチェーンに対応。モバイルワークステーションの映像出力端子がUSB Type-Cの1つしかない場合でも、RX670からもう一台のモニターへUSB Type-Cケーブルを配線するだけで2台のマルチモニター環境の構築を実現する。
■間接照明を搭載し、疲れ目に配慮
医療現場向け製品の安全性確保は、例えば火災のリスクを持つ可燃性素材の使用を最小限に抑える筐体設計が求められるなど、一般オフィス向け製品より厳しく規定されている。そのため環境に配慮した素材を使った製品づくりが難しいとされているが、同社はオフィス向けモニターで培った最先端の環境対応を医用モニターへも取入れることで、ヘルスケア分野における顧客の環境配慮への要求にもいち早く応えていく。
■輝度が1000cd/m2から1100cd/m2に向上
■コントラスト比が1500:1から1800:1に向上

問い合わせ=EIZO ヘルスケア営業部
TEL:03-5764-3403

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