横河電機/CellVoyager High-Content Analysis System CQ3000 を開発 (2024.1.31)
横河電機(本社:東京都武蔵野市)は、撮像装置や画像解析ソフトで構成されるハイコンテントアナリシス(HCA)システムソリューション「CellVoyagerTM」シリーズのラインアップとして、CellVoyager High-Content Analysis System CQ3000(セルボイジャー・ハイコンテント・アナリシス・システム)を開発した。2024 年 7 月から販売を開始する予定。
「CQ3000」は細胞を培養しながら高精細な三次元顕微鏡画像を高速取得できる装置である。画像解析ソフトウェア「CellPathfinder(セルパスファインダー)」と組み合わせることで、細胞内分子の定量化や解析、細胞の反応や薬剤の効果を評価することが可能になる。基礎研究や創薬スクリーニングにおけるさまざまな細胞の評価を高効率に行える。
◆製品の特長
1. 生きた細胞を長時間、高精細に観察
YOKOGAWA 独自の高精度な温度制御による安定した培養環境と、他社の共焦点システムと比較して、細胞へのダメージを最小限に抑えながら素早く鮮明に細胞スライス画像(共焦点画像)を取得する共焦点スキャナユニット「CSU」により、生きた細胞を長時間にわたり観察することができる。
2. 高速なスクリーニングが可能
ステージ制御、オートフォーカスの改善で、マイクロプレートを高速に撮影することができる。また、用途に応じ、2 カメラ(オプション)や、視野全面を一様一斉に照明し対象物を広く撮影するワイドフィールド撮影(オプション)と組み合わせることで、撮影時間を短縮することができる。新薬の候補となる膨大な数の化合物の中から有用なものを迅速に選別することが可能になる。
3. 高画質の撮像を実現
自社開発の水浸対物レンズ機構を活用することで、高倍率での詳細観察はもちろん、低倍率でも明るく撮影することができる。また、広い視野全体を均一に照らす、照明均一化機構「Uniformizer」(オプション)を使用することで、鮮明な画像を撮影できる。
問い合わせ=
横河電機 ライフ事業本部マーケティングセンターライフサイエンス戦略部
TEL:076-258-7028