富士フイルムヘルスケア/マ ルチスライス CT システムの新製品「FCT iStream」(エフシーティー アイストリーム)発売(2023.12.04)

富士フイルムヘルスケア/マ ルチスライス CT システムの新製品「FCT iStream」(エフシーティー アイストリーム)発売(2023.12.04)

 富士フイルムヘルスケア(本社:東京都港区)は、マルチスライス CT システムの新製品「FCT iStream」(エフシーティー アイストリーム)を発売した。同製品は、AI 技術を活用した画像処理機能 IPV・検査効率向上技術SynergyDriveを搭載し、高画質な画像の提供と検査ワークフローの効率化を実現した 64 列 128 スライスの CTシステム。また、国内外で多くの医療機関への納入実績を持つ富士フイルムの 3D 画像解析システム「SYNAPSE VINCENT」(シナプス ヴィンセント)の基本機能を採用した。断層画像から描出する高精細な 3D 画像により、画像診断の精度向上をサポートする。
 今回発売の「FCT iStream」は、画像処理機能 IPV を搭載することで、低線量での撮影時にも高画質な画像を提供する。また、検査効率向上技術SynergyDrive により、被検者が検査室へ入室して検査後に退出するまでの一連の検査ワークフローを効率化し、検査時間の削減を実現する。さらに、断層画像から高精細な 3D 画像を描出する 3D 画像解析システム「SYNAPSE VINCENT」の基本機能を採用しているため、撮影後にその場で撮像した部位の機能解析に適した 3D 画像を得ることが可能。画像診断の精度向上をサポートする。

■主な特長
(1)低線量での撮影時にも高画質な画像を提供
AI 技術を活用した画像処理機能 IPV を搭載した。これにより、一般的な画像処理技術であるFBPを使用した場合と比較して被ばく量を最大 83%、画像ノイズを最大 90%削減。低線量でも高画質な画像を提供する。 また、頭部撮影において、特定の角度範囲の照射線量を制御する機能 IntelliODM を搭載。撮影中の線量を制御することで画質の低下を抑制しながら、水晶体など放射線感受性が高い部位への X 線照射量を最大 30%低減できる。制御範囲は、施設の検査用途に応じで任意に変更可能である。
(2)検査ワークフローの効率化を実現
多様な検査要望への対応が求められる CT 検査では、被検者ごとに必要な条件設定が異なることから、その設定に時間を要し、操作を行う医療従事者に負担が伴う。この課題解決を「FCT iStream」の検査効率向上技術 SynergyDrive がサポート。被検者の入室から退出までの CT 検査工程を細分化し、撮影ポジション設定、被検者情報登録、撮影範囲や撮影条件設定、画像転送、3D 画像解析など操作者に負担のかかる作業を自動化・高速化することで検査ワークフローを効率化し、検査時間の短縮を実現する。
(3)3D 画像解析機能で画像診断の精度向上をサポート
国内外で多くの医療機関への納入実績を持つ富士フイルムの 3D 画像解析システム「SYNAPSE VINCENT」の基本機能を「FCT iStream」に採用。撮影後にその場で撮像した部位の機能解析に適した 3D 画像を得ることで画像診断の精度向上をサポートする。
(4)高い撮影性能を支えるハードウェア
高効率な X 線高電圧発生装置に 6MHU の X 線管装置を組み合わせたことにより、75kVA の電源容量で 60kW(最大管電流 670mA)の高い X 線出力を実現した。また、低管電圧撮影などの柔軟な撮影条件を設定できる。

問い合わせ=富士フイルムヘルスケア
フォーム:https://www.fujifilm.com/fhc/ja/form/products

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