シーメンス・ジャパン/X線撮影装置
シーメンス・ジャパンは、軽量・スリム化した新開発のワイヤレスFD(Flat Detector:フラットディテクタ)を採用した、ワイヤレスFD対応フルオートX線撮影装置「Ysio MAX(イージオ マックス)」を発売した。
<特長>
▽5軸の回転機構を搭載したX線管ユニットは、フルオートで目的のポジションへ移動できることにより、検者は被検者から離れることなく位置合わせやケアに集中できるため、安全な検査が可能
▽新たに複数の回転機構を同時に制御し、X線管ユニットを最短経路で移動できる「Aim FAST」機能をオプションで搭載可能。移動ステップ数を減らすことでポジショニング時間を短縮できるほか、周辺機器や被検者と干渉するリスクを低減する
▽新型のワイヤレスFD「MAX wi-D」(視野サイズ35cm×43cm、外形厚19mm、総重量3.0kg)は、従来型(外形厚25mm、重量4.8kg)から大幅に軽量・スリム化し、画像表示時間や充電時間も短縮し機動性が向上。また、追加された視野サイズ24cm×30cmのワイヤレスFD「MAX mini」(外形厚16mm、重量1.6kg)を加えることで、整形、小児、救急等の検査へも対応しやすくなる。従来どおり固定式FD「MAX static」(視野サイズ43cm×43cm)も選択でき、施設の状況に合わせて最適なシステムを構築することができる。X線発生部とFDおよびコンソールが連携しており、FD変更時でも画像を最適化しやすいほか、画像データと被ばくデータを一元管理することができる
▽製品コンセプト「MAX(Multiple Advances in X-ray)」に基づき、X線管ユニットとワイヤレスFDの機能を連携させた新たな機能を搭載。「MAX align」は、ワイヤレスFD内に新たに搭載した2方向の傾斜角度センサーの情報を、リアルタイムでX線管ユニットの液晶タッチパネルに表示する機能。被検者の背中に挿入したFDが見えず、ブラインド状態での検査を強いられていた座位撮影時でも正確な角度のX線照射が可能になり、精度の高い画像が得られる。ポジショニング時間を短縮できるだけではなく、再撮影による不必要な被ばくのリスクも低減することができる
※問い合わせ先=シーメンス・ジャパン コミュニケーション部ヘルスケアマーケティングコミュニケーショングループ TEL 03・3493・7630