島津製作所/X線TVシステム用骨密度測定アプリケーション
島津製作所は、同社製のX線TVシステム「SONIALVISION G4」用の骨密度測定アプリケーション「Smart BMD」を発売した。
同アプリケーションを搭載したSONIALVISION G4は、骨折が疑われる部位を撮影することで画像診断に寄与するとともに、腰椎および/または大腿骨近位部をスキャンすることにより骨密度測定が可能であるため、被検者を移動させることなく一連の検査を行うことができる。また、骨密度測定の際は目視による位置合わせを行った後に、透視機能を用いて測定部位の微調整・確認を簡単に精度よく・スピーディーに行うことができるため、被検者の負担の軽減と検査スループットの向上を実現する。
<特長>
▽Smart BMDを搭載したSONIALVISION G4で画像診断とともに、従来は専用装置を用いて行っていた骨密度測定も可能になる。 骨密度測定には、種類の異なるX線を照射し骨の吸収率の差で骨密度を測定するDXA法を採用しており、精度の高い測定を行うことが可能
▽SONIALVISION G4の透視機能を用いて、リアルタイムで表示される透視画像を見ながら測定部位を合わせた後の確認を容易にできるため、確実なポジショニングを行うことが可能。その結果、被検者の拘束時間が短くなるとともに、計測の失敗による再計測を低減することができる
▽専用装置では寝台高さを変えることはできないが、寝台昇降機構を有するSONIALVISION G4では寝台高さを47センチまで下げることが可能であるため、被検者の乗り降りが簡単。骨密度測定のためのスキャン時間は、10秒(9インチ視野時)と短く検査にかかる被検者の負担を軽減することができる
※問い合わせ先=島津製作所 医用機器事業部グローバルマーケティング部販売促進グループ TEL 075・823・1271