PHCホールディングス傘下Epredia Holdings Ltd. /がん診断における病理医の作業効率化を目指し、デジタルスライドスキャナ「PANNORAMIC 480」を発売(2023.11.6)
PHCホールディングス(本社:東京都港区、以下「PHCHD」)傘下で病理事業を展開するEpredia Holdings Ltd. (本社:米国ニューハンプシャー州、以下「Epredia」)は、3DHISTECH Ltd.(本社:ハンガリーブダペスト、以下「3DHISTECH」)が開発した「PANNORAMIC 480」を発売した。Eprediaと3DHISTECH社は、病理検査室向けデジタルスライドスキャン技術におけるビジネスパートナーである。PHCHD傘下のPHCが日本での販売を開始する。
「PANNORAMIC 480」は、病理医が診断に使用するスライドガラス上の様々な標本を画像データ化するスライドスキャナであり、すでに展開しているフラグシップ機の「PANNORAMIC P1000」を日本市場に合わせて開発したコンパクトモデル。病理標本を観察する従来の業務では、病理医がスライドガラスを一枚一枚、顕微鏡を使って確認する必要があった。「PANNORAMIC 480」は、最大480枚のスライドを一度に挿入でき、1枚のスライドを約30秒でイメージングすることで、高速かつ大量のデータをサーバーにアップロードする。また、40x / 80x及び55x / 110xの解像度を実現する高性能レンズを採用し、より鮮明な画像データを通じて病理医の効率的な判定を補助する。さらに、オプション機能として画像解析用人工知能(AI)ソフトウエアであるPaige Prostate SuiteやAiforia Createと連携し利用することで、AI画像解析で病理組織を識別し、基礎研究から前臨床、そして臨床現場までのワークフロー向上に貢献する。
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