シーメンスヘルスケア/フォトンカウンティング CT「NAEOTOM Alpha」を三 重大学医学部附属病院へ導入(2023.11.2)
シーメンスヘルスケア(東京都品川区)は、フォトンカウンティング検出器を搭載した次世代 CT「NAEOTOM Alpha(ネオトム アルファ)」が三重大学医学部附属病院へ導入されたことを報じた。特定機能病院として高度急性期・急性期医療を中心に行う施設でNAEOTOM Alpha を導入することで、フォトンカウントティング CT の高精細、低被ばく、スペクトル解析の特性を活かした、より安全で最適な医療の提供につながることが期待される。三重大学医学部附属病院では本製品を使用した診断を既に開始している。
三重大学大学院医学系研究科 放射線医学教室 佐久間 肇教授は、「従来の CT の解像度(0.5-0.6mm)では直径 2-3mmの冠動脈の狭窄や血管壁の動脈硬化病変を正確に捉えることはできませんでした。Dual Source CT の高いシャッタースピード(66 ミリ秒)とフォトンカウントティング検出器による従来比約 10 倍の空間解像度を組み合わせることで、心臓画像診断の“Precision Medicine“がはじめて実現できます。フォトンカウンティング CT の画像は超解像度(1024x1024x0.2mm)ですので、一回の CT 検査で HD 映画一本分を超える多量のデータが発生します。三重大学病院では世界で初めて、すべての診察室と病棟でフォトンカウンティング CT の超解像度画像を表示できるシステムを開発し、地域の皆様の診療に直接役立てています。」と述べている。
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