キヤノンメディカルシステムズ/冠動脈に対する血管内治療を高度にサポートする X線アンギオグラフィシステム「Alphenix / Evolve Edition」販売開始

キヤノンメディカルシステムズ/冠動脈に対する血管内治療を高度にサポートする X線アンギオグラフィシステム「Alphenix / Evolve Edition」販売開始

 キヤノンメディカルシステムズ(本社︓栃木県大田原市)は、ディープラーニングを用いて設計された透視画像におけるリアルタイム新画像処理やX線制御技術を搭載可能なX線アンギオグラフィシステムの最新シリーズ「Alphenix / Evolve Edition」(アルフェニックス イヴォルヴ エディション)を日本、アジア、ヨーロッパ地域で販売開始した。
 アンギオグラフィシステム(Ⅹ線血管撮影装置)はカテーテルと呼ばれる細い管を血管内に挿入し、造影剤を注入しながら目的の部位にX線を照射することで、血管の様子をリアルタイムに映し出すことができ、カテーテル治療に欠かせない装置である。カテーテル治療は生活習慣の変化や高齢化によって、心筋梗塞や脳動脈瘤といった血管の病気が増加する中で、低侵襲な治療法として普及が進んでいる。
 近年、冠動脈(心臓に血液を供給する血管)の疾患に対する治療技術は進歩を続けており、冠動脈インターベンション(カテーテルを用いた血管内治療)は、より高度で複雑なものとなっている。カテーテル治療で必須となるアンギオグラフィシステムにおいても手技をサポートする性能や機能へのニーズが年々高まっている。
 これまで同社はCT診断装置やMR装置などの開発においてディープラーニングの技術を用いて画質の向上や被ばく低減に取り組んできた。このたびAlphenix / Evolve Editionでは、同社が培ってきたディープラーニング技術をアンギオグラフィシステムのリアルタイム画像処理に応用し、ノイズを低減することでカテーテル等の視認性を大幅に向上することに成功した。また新たなコンセプトで開発したX線制御技術によって、より安全で確実な治療環境を提供し、循環器内科をはじめとした冠動脈に対するカテーテル治療に携わる医療従事者をサポートする。

問い合わせ先=キヤノンメディカルシステムズ 広報室
TEL:0287-26-5100

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