日立製作所/香港の HKSH メディカルグループで陽子線がん治療システムが稼働開始
日立製作所(以下、日立)は、このたび、香港養和病院(Hong Kong Sanatorium & Hospital)を傘下に持つ HKSH メディカルグループ(以下、HKSH)に陽子線がん治療システム一式を納入し、7月 11 日に治療を開始した。本システムは、香港で初めての陽子線がん治療システムとなる。
本システムは、スポットスキャニング技術を搭載し、回転ガントリ室 2 室を備えており、都市部の狭い敷地においても設置ができるよう、コンパクトな構造となっており、今後、都市部の限られた敷地に陽子線治療システムを設置する際のモデルケースとなる。
HKSH は、一世紀以上にわたり、その医療の質で有名な都市型の民間病院である。アジアのもっとも優良な病院に一貫してランクされている HKSH は、アジア太平洋地域のケアモデルとして、さまざまな先進的な医療技術、介護、患者中心のケアのパイオニアとなっている。
日立の粒子線がん治療システムは、世界的に著名な病院に納入されており、これまでに 85,000 名以上の患者が日立のシステムで治療を受けるなど、高い信頼性と実績を有している。HKSH に納入した陽子線がん治療システムの他、重粒子線がん治療システムをはじめ、陽子線と重粒子線のハイブリッドがん治療システムなど、高性能で高付加価値のある製品・サービスを提供している。
日立は本事業を推進することにより、香港および周辺地域の患者に優しい治療や、治療後の患者のQoL(Quality of Life)の維持・向上などを支援する。
また、粒子線がん治療システムのグローバル展開を加速させ、低侵襲ながん治療のさらなる発展に貢献する。
問い合わせ=日立製作所 ヘルスケア事業本部 ヘルスケアイノベーション事業部 スマートセラピー本部 フロント戦略推進本部 放射線治療事業推進部
問い合わせフォーム:
https://www8.hitachi.co.jp/inquiry/life/jp/general/form.jsp?UM_QNo=99