富士フイルム/デジタルX線画像診断装置

富士フイルム/デジタルX線画像診断装置

 富士フイルムは、低線量・高画質を実現したカセッテサイズデジタルX線画像診断装置(以下、カセッテDR)「CALNEO Smart(カルネオ スマート)」シリーズから、四切サイズのバッテリー交換タイプの「FUJIFILM DR CALNEO Smart C12」を、富士フイルムメディカルを通じて発売した。
<特長>
▽小児・新生児の撮影、四肢や頭部など撮影範囲を限定したい場合に操作しやすい10×12インチサイズの四切カセッテモデル。バッテリー交換タイプのカセッテDRとして、1.6kgを実現
▽低線量撮影でのノイズを低減させるノイズ低減回路と、X線照射面側から発光信号を読み取るISS方式のFPDを搭載。さらに蛍光体としてX線吸収率の高いCsI(ヨウ化セシウム)を採用することで、高感度性能のDQE(Detective Quantum Effciency)54%(1mR、1cyc)、MTF(Modulation Transfer Function)80%(1cyc)を達成。少ないX線量でも高画質で高鮮鋭度な画像を提供できるため、できる限りX線量を抑えることが望まれる小児の撮影での被ばく低減が期待できる
▽フラットパネルセンサの裏面カバーの内側全面をリブ補強した独自のフレームと、金属の中で軽量かつ高い強度性能で知られるマグネシウム合金を採用。バッテリー交換タイプのカセッテDRとして全面耐荷重310kgの高い堅牢性を備えている。フレームの側面をラウンド形状にして、病棟撮影時の患者とベッドの間への挿入性を向上。また、バッテリーは交換式で、カセッテDRの裏カバーにひと目でわかる残量メーターも備えており、バッテリー切れの不安を解消
▽一般撮影室と回診撮影で同製品を兼用する場合に、回診撮影用システムのドッキングスタンド(バッテリーチャージャー機能兼用)に同製品を差し込むだけでコンソールとの通信を簡単に切り替えることができる「無線ブリッジ」機能を搭載
▽同社の抗菌コート技術「Hydro Ag」を活用し、カセッテ全面に抗菌コートを施したことにより、塗布膜表面の銀イオン濃度が高くなり、従来の抗菌コートと比べて約100倍の抗菌性能を実現。さらに、その効果は長期間の持続が可能。また、超親水性膜によりカセッテ表面に付着した汚れが拭き取り易くなるため、清潔で衛生的に使用することができる
▽救急の現場などコンソールが無い環境でも、パネル本体に画像を最大200画像まで保存できる「メモリモード撮影」機能を標準搭載
※問い合わせ先=富士フイルムメディカル マーケティング部 TEL 03・6419・8033

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