コニカミノルタ/超音波画像診断装置

コニカミノルタ/超音波画像診断装置

 コニカミノルタは、SuperSonic Imagine(スーパーソニックイマジン社、本社:フランス)の超音波画像診断装置「Aixplorer(エクスプローラー)」を、日本国内で発売した。
<特長>
▽同装置に搭載の独自技術「 ShearWave Elastography」は、生体内を伝搬する剪断波(せんだんは)を用いて組織弾性の絶対値を計算し、数値とカラーマップ画像でリアルタイムに画面上に表示。また、測定の際にプローブで生体を圧迫する必要がないため、手法の習熟度に左右されず、再現性にも優れている。乳がん検診などで腫瘍の硬さを調べるのに利用できるほか、肝臓疾患の検査でも肝線維化の評価に用いられて疾患の早期診断が可能となり、患者の痛みを伴う穿刺による診断を減らせる可能性がある。最新モデルは、従来モデルより時間分解能が高く、組織弾性のカラー画像の更新速度が速いため、疾患の見落としが無くなるほか、病変の細かい変化の確認が容易
▽高速画像処理技術「UltraFast Imaging」により、画像処理に時間が掛かる血流のカラー動画像表示においても、1秒あたりのフレーム数(コマ数)を多くすることができ、滑らかな動画像を提供。「UltraFast Imaging」は、カラー動画像と同時に脈波を表示し、心臓血管疾患の評価や機能診断において活用が期待できる。また、測定したデータを保存することで、検査終了後でもポストプロセス処理による計測が可能になり、医師に新しいワークフローを提供
▽独自技術である「SuperCompound」は、空間コンパウンド法という画像処理によってノイズを減少させ、コントラスト分解能を改善する。これにより、首の頚動脈の画像においては、血管内のノイズが消え、血管内壁の構造が鮮明に表示される。その他、フィルター処理によりノイズを抑えて画質を向上させる「SuperRes」、検査対象組織に適した音速に調整し設定することで画質を向上させる「TissueTuner」など画像処理技術の搭載により、高画質な画像を提供
※問い合わせ先=コニカミノルタヘルスケア TEL 03・6324・1080

TOPへ